国道331号 Vol.3 (具志頭村−与那原町)

 

具志頭交差点横に位置する、入口に大きなガジュマルの木のある具志頭村役場です。学校の様な作りだなと思ったのですが、調べてみると、元々は具志頭中学校だった様で、移転後、校舎をそのまま庁舎として活用しているそうです。

ちなみに、こちらは新築移転した具志頭中学校新校舎です。校門が有りません。

フクギ並木が続く具志頭村の町を通過します。

港川の町と、町を流れる雄樋川を大きくまたぐ、雄樋川大橋。
この橋の近くにある港川遺跡で、約1万8千年前に埋葬されたと言われる港川原人の骨が発掘されています。

歴史の有る町を一気にパスしてしまうのは申し訳ない気がしないでもないですが、国道331号はこの橋で具志頭村を後にし、玉城村(たまぐすくそん)に入ります。

国道58号は、玉城村に入ると、山の中腹を走りますので、高いところから海を見下ろしながら、快適に走ります。

谷をまたぐ百名橋。この橋から暫くの間を、百名バイパスと言われています。

橋に鳥のオブジェが付けられています。カモがネギしょってるのではなく、鶴が稲をくわえて飛んでいるのを表しています。これは、近くに沖縄での稲作発祥の地と言われる受水走水(うきんじゅはいんじゅ)があるからでして、そこに伝わる伝説からこのオブジェがつけられている様です。

緑の中にカーブを描く、下田高架橋。

こちらには、浜川御嶽のレリーフが取り付けられています。

旧道の方へは、百名橋手前の信号の有る交差点から曲がります。

旧道は、百名の町の中を走ります。メインルートを外れている為か交通量は少なく、日中の太陽を受けて、何となくけだるい雰囲気が感じられます。
地図では、国道指定が外れている様になっているのもありますが、所々に国道表示のある案内標識が残っており、実際の所は判りません。

町中を走ります。7upのペイント看板の有る所が沖縄らしい所です。

家並みが無くなると山道です。暫く走ると百名バイパスに合流します。

合流後は、昔からの2車線の道が続きます。

百名を越えると、道はカーブが多くなってきます。

山の稜線にそって道ができていますので、町に入っても、カーブの連続です。

歴史を感じさせる知念村役場です。知念村は終戦直後の一時期、避難民収容地区であった為に人口が急増し、知念市となっていた事もあるそうです。当時、戦後初の高等学校と言われる知念高校が知念村に発足したそうです。現在同名の高校が与那原町にありますが、前身はここだそうです。

知念村の町を抜け、斎場御嶽の横を通過すると、片方に海を見ながらの緩やかなワインディングになります。

途中にある知念海洋レジャーセンターです。隣接するホテルサンライズ知念、村営あざまサンサンビーチと共に、知念半島リゾートを形成しています。

知念海洋レジャーセンターを通過し、海を見ながら緩やかに坂を下ります。

坂を下りると、再び直線主体の道路になります。

この先、道路管理者の趣味なのか、色々な種類の街路樹が続き、目を楽しませてくれます。ドライブスルー植物園でしょうか。

植物の名前なんかを知っていると、とっても楽しそうです。

電信柱と背比べしている様です。

佐敷町のサトウキビ畑の中に建つ、その名も「シュガーホール」。佐敷町文化センターだそうで、500人規模のホールになっている様です。こんな所でコンサートなんて、ちょっとイイかもしれませんが、夜間は怖そう…

道端にある、「佐敷村役所」の標柱です。佐敷町は1980年に町制に移行しています。また、復帰前は役場は「役所」だった様です。復帰を機に変更しています。

こちらが佐敷町役場です。役所時代からありそうな雰囲気ですが、どうでしょう。

道はまだ続きます。

新里三叉路です。ここから331号は右に折れます。

新里三叉路から先は、それまでとは違い、町の中を走ります。

津波古交差点です。この周辺地域を通称「馬天」と呼ばれています。

ここから先は4車線道路になります。

与那原町に入り、だんだんと市街地になってきます。

与那原町の中心、与那原交差点です。
ここから国道331号は、国道329号と合流し、北上します。

与那原町与那原三叉路−名護市二見

与那原交差点から先は、国道329号との重複区間になっており、329号の方が優先ですので、この先名護市二見までは国道329号となります。

Vol.1(那覇市奥武山−豊見城市名嘉地)
Vol.2(豊見城市名嘉地−具志頭村)
Vol.3(具志頭村−与那原町)
Vol.4(名護市二見−大宜味村塩屋)

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