国道331号 Vol.1 (那覇市明治橋−豊見城市名嘉地)

起点:那覇市奥武山町
終点:大宜味村二見

重複区間:那覇市奥武山−那覇市山下交差点(332号と重複ですが、331号が優先)
       与那原町与那原交差点−名護市二見(329号優先)
単独区間:那覇市山下交差点−与那原町与那原交差点
       名護市二見−大宜味村塩屋

総延長:156,318m
実延長:95,448m

通称
糸満街道(那覇−糸満)
糸満中古車街道(豊見城市名嘉地−豊見城市翁長)

復帰前の状況
3号線の一部(那覇市奥武山−糸満市小波蔵)
 軍道区間:那覇市奥武山町−那覇市垣花(米軍那覇基地ゲート1)
 純軍道区間:那覇市垣花(米軍那覇基地ゲート1)−那覇市宇栄原(米軍那覇基地ゲート3)
 琉球政府道区間:那覇市宇栄原(米軍那覇基地ゲート3)−糸満市小波蔵
琉球政府道64号線(糸満市小波蔵−知念村久手堅)
44号線の一部(知念村久手堅−与那原町与那原)
 琉球政府道区間:知念村久手堅−佐敷町津波古
 軍道区間:佐敷町津波古−与那原町与那原
琉球政府道13号線の一部(名護市二見−東村)
琉球政府道4号線(東村−大宜味村塩屋)


事実上、南部と北部とに分かれています。南部は、本島南部を一周するメインルート、北部は、やんばるの山並みを走るルートになっていますが、何故この2ルートが、329号を挟んで同じ国道番号で管理されているのかが不明です。

那覇市奥武山−那覇市垣花町(国道332号との重複区間)

明治橋南詰めで、国道58号からバトンタッチします。那覇空港へ至る国道332号と重複区間ではありますが、331号が優先区間となります。


那覇軍港を横目に見ながら、オーバーブリッジに入ります。もちろん下の道から行っても同じ所にでます。


空港方面に向かう国道332号は、高架上で分岐します。


高架橋を使わなければ、こちらが分岐点になります。ここから331号の単独区間となります。また、復帰後暫くは、この先が米軍那覇基地の敷地内であった為ゲートが有り、宇栄原のゲートまで一般車両の通れない国道区間だった事があったそうです。現在は返還され、全区間走行できます。


那覇市垣花−那覇市赤嶺

現在は両側にマンションなどの新しい建物が建ち並び、街路樹の美しい4車線の道路になっていますが、復帰後暫くまでは米軍基地内だった区間です。


沿道には、陸上自衛隊沖縄第1混成団の駐屯する那覇駐屯地や、でかいパイナップルのオブジェで有名なパイナップルハウス、沖縄県産業支援センターがあります。


左側が、返還後新しくできた那覇市「金城」という街です。
観光客風の格好をして、空港でタクシーに乗って、「"きんじょう"と言う所まで!」というと、間違えて石畳道で有名な観光地の、首里金城町まで行ってしまう可能性が有ります。あそこは「きんじょうちょう」ですが、ここの場合「金城」は「かなぐすく」と読むそうです。
で、うろ覚えで、「えと、"かねぐすく"まで!」と言うと、今度は南風原町兼城へ向かってしまうかもしれません。着いてから、「ここじゃないよ!」というと、運転手さんはスイマセンといいながら、糸満市兼城へ行こうとするかもしれません。
ややこしいので、地元の人は、「小禄の金城」と言うそうです。
ちなみに小禄とは、那覇市と合併するまで存在した旧小禄村の事だそうです。


右側から、那覇空港から伸びてきたモノレールの高架が、少しの間併走します。
空港に近いだけに、付近にはレンタカー会社の営業所が集まっています。
この交差点から先右側が、航空自衛隊海上自衛隊の那覇基地があります。


こちらの交差点の所に、退役した自衛隊機が展示されています。写真はスターファイターですが、その横に展示されているT−33には、面白い人?が乗っています


短い距離ですが、併走したモノレールが左に折れ、赤嶺駅へと向かいます。
この交差点で、国道331号も、旧道とバイパスとに分かれます。


那覇市赤嶺−豊見城市名嘉地(小禄バイパス)

ここからの331号バイパスは、「小禄バイパス」と呼ばれます。
暫くの間、右側に自衛隊基地、左側に郊外型の店舗が並びますが、自衛隊基地が終わり、瀬長島や豊見城警察署の有る所になると、名嘉地の交差点まで、畑が続きます。

名嘉地交差点で旧道と合流し、糸満へ向かいます。ちなみに直進すると豊見城上田から真玉橋方面、右左折が331号です。


那覇市赤嶺−豊見城市名嘉地(旧道)

宇栄原の交差点です。以前ここに米軍那覇基地のゲート3が有り、復帰後暫く、ここまでの区間が、一般車両の通れない国道だった様です。現在でもバス停に「第3ゲート」として名称が残っています。


沿道は商店や住宅が建ち並ぶ街になっています。

那覇南部地区、通称「小禄」地区ですが、米軍基地返還後の新しい「金城」も活気がありますが、宇栄原、高良などの古くからある地域も、新旧の建物が入り交じり、那覇市のベッドタウンとして活気が感じられます。

ファーストフードのJEFの看板が見えると、ここから2003年に村から市に変わった豊見城になります。

豊見城市に入り、緩い坂を下りると、名嘉地の交差点に出ます。ここで、赤嶺で分かれた小禄バイパスと合流します。

Vol.1(那覇市奥武山−豊見城市名嘉地)
Vol.2(豊見城市名嘉地−具志頭村)
Vol.3(具志頭村−与那原町)
Vol.4(名護市二見−大宜味村塩屋)

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