国道58号(Part3 名護市街→国頭村奥)

名護市街→国頭村奥

名護の市街地を抜けると、以降奥まで2車線です。暫く郊外を走ります。


本部半島の付け根を横断すると、再び海と併走します。ここから辺戸までは、ずっとシーサイドラインになります。交通量も少なく、天気の良い時などは最高です。


時には砂浜の上も通過します。


塩屋湾を渡る塩屋大橋。
開通してから日が浅いのか、とても綺麗です。


ちなみに横には、旧塩屋橋が撤去されていました。海に向かって伸びる道路が不思議です。


辺戸名トンネルは国頭村の村役場が有る辺戸名の市街地をバイパスします。沖縄では数少ないトンネルですが、ここから数カ所続きます。


新与那トンネルです。トンネル内でもラジオが聞こえるそうです。耳を澄ましてみましたが、聞こえませんでした。どうやらラジオはつけていなければならない様です。


並行する旧与那トンネルです。こちらは撤去する訳にもいかず、閉鎖されたまま放置されています。


トンネル横の公園に設置されていた、道路の変遷を説明する説明板です。
これによると、大正初期までは、山の上を通る「高坂」と呼ばれる険しい獣道が使われていたそうですが、その後、山の中腹を通る「中坂」と呼ばれる道が出来たそうですが、荷馬車がやっと通れる位の広さで、通行は非常に困難だったそうです。
昭和9年、辺戸名から奥を結ぶ、海沿いを走る県道が開通し、車の通行も可能になったそうですが、高波で人や車が流されたり、岩石の崩落が有ったりしたそうです。
昭和48年1月、旧与勝トンネルが完成したものの、異常気象時は高波の危険があり通行規制されていたので、防災工事を実施し、平成7年2月、新与勝トンネルを開通させたそうです。


美しいシーサイドラインも、私たちの知らない所で、厳しい自然と闘っているのです。

岩山を突っ切る座津武トンネル。
北に近づくにつれ、荒々しい風景になってきます。日本海側の様な感じです。

ウテンダトンネルだそうです。どういう意味なんでしょうね。

沖縄県最北で、本島最長のトンネル、宜名真トンネルです。このトンネルの上が茅打バンタと呼ばれる場所です。
ここの工事は非常に難工事だったとの事ですが、おかげで難無く通過できます。

このトンネルを抜けると、本島最北端、辺戸岬はすぐです。
58号線は辺戸岬をかすめて、奥の集落まで南下します。

辺戸から奥までは、林間コースになります。見えている岩山は辺戸御嶽。聖地だそうです。現在金剛石林山として公開されています。

奥の集落をぬけ、この橋の手前で、国道58号は終ります。

忘れがちなのですが、実際はこちらが起点になります。

ここに、説明の石碑が有ります。
国道58号線の本当の起点、鹿児島市から、種子島、奄美大島を経て、ここ奥に上陸し、那覇市明治橋まで続きます。
この石碑によると、国道58号の沖縄側の起点は、沖縄県国頭郡国頭村字奥新田原541番地の1だそうです。

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