県道251号線 パイプライン vol.2

浦添市伊祖−宜野湾市伊佐(パイプライン)

浦添市伊祖から北は、旧来のパイプラインの面影が色濃く残っています。


本来道路として作られたものでは無いという事か、土地の形状に従って、大きなアップダウンが続きます。
しかし、幾ら送油管だといっても、これだけアップダウンがあると問題も無かったのかななどとも思ってしまいます。


国道330号「浦添バイパス」と国道58号とを結ぶ、県道153号線の新線を豪快にアンダーパスします。


橋梁の上から底まで見る事ができます。
もし沖縄が雪国ならば、このパイプラインはノルディックスキーの良いコースになるかもしれません。


牧港川と境橋です。ここから少し北よりが、浦添市と宜野湾市との境になります。


坂が続きます。


交差点の向こう側が判らない程、急坂になっています。


自動車教習所で、ここを卒検のコースに使っている所が有れば、合格の難易度は高そうです。


大謝名橋と比屋良川です。比屋良川は、琉球大学構内から流れているそうです。


大謝名橋から、大謝名の県道34号線までは、現在拡幅と歩道設置の工事が進められています。将来はこのパイプラインのアップダウンも過去の話になるのかもしれません。


県道34号線との交差点です。真ん中の信号を挟んで、右側の新道と、左側の、本来のパイプラインとが見渡せます。


新しい道は、森川公園、宜野湾市立博物館の脇を通り、パイプラインをバイパスします。


しかしすぐに直角に曲がり、パイプラインや国道58号に合流します。

旧パイプラインの大謝名北側の合流点は閉鎖され、袋小路になっています。


大謝名から北側のパイプラインは、歩道設置は無く、また、国道58号ともかなり近いという事で、完全な裏道という感じです。
関係無いのですが、電柱は結構いい加減に建てられているもんですね・・・


途中に有る緑のトンネルです。民間の敷地から出た木の枝が、パイプラインを覆っています。夏の暑い太陽を遮る良い木陰です。


宜野湾市大山で、普天間基地のゲートへ続く道と数十メートル重なります。
写真右側、車が出てくる道がパイプライン、左上に上る道がゲートに続きます。

左の建物の向こう側は国道58号です。近接して並行に走ります。

生活道路という感じです。

宜野湾市伊佐で、道路は、直進方向と普天間方向に分岐します。
パイプライン本体も、ここで、嘉手納基地方面と普天間基地方面に分かれていた様です。

直進すると、国道58号伊佐交差点から普天間方面に向かう県道81号線に合流します。
パイプラインは、このままキャンプフォスター内を通り、北谷町桑江の桑江ブースターステーションへ至ったのではないかと思われます。

普天間基地方面は、普天間方向に進路を変え、裏道的な道路として続きます。

一部、県道81号と歩道一本分の幅まで近づきます。

しかしすぐに分かれて、パイプラインは普天間基地を目指します。

普天間に近づくにつれ、市街地に飲み込まれ、普通の道になっていきます。

普天間から続く「いすの木通り」と交差し、道としての「パイプライン」は終わりますが、延長上に駐車場となっている場所があります。

その駐車場の奥に、普天間基地の小さなゲートが有ります。パイプラインはここから普天間基地内に入り、中に有った貯油施設に繋がっていたのだと思われます。

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