県道８６号

那覇方面から知念村へのショートカットルートです。沖縄で話題のスポット、ニライ橋、カナイ橋が有ります。

起点の国道５０７号山川交差点ですが、県道８２号線もここからスタートしており、暫く８２号線優先の重複区間となりますので、８６号線は出てきません。

南風原町喜屋武の町を走ります。 写真では判りにくいのですが、右の塀の土地がまだ立ち退きに応じていない為か、黄色の中央線を見ていただくと良くお解りいただけると思いますが、車道が歩道にダイナミックに突っ込んでいます。

宜野湾市真栄原から続く県道２４１号線と合流します。 復帰前まで県道２４１号線は、県道８６号線の、この交差点から玉城村迄の区間を合わせて、琉球政府道５号線を形成していました。

那覇空港自動車道をアンダーパスします。

沿道には、住宅、畑、畜舎が点在しています。

大里村大城地区の入口と出口に立つシーサーです。なかなか面白い顔つきをしています。

集落を過ぎると畑、畑を過ぎると集落、といった、農村風景が続きます。

途中のフクギ並木です。陽光に照らされて、葉が輝いている様です。

親慶原の琉球ゴルフクラブです。このゴルフ場周辺は、戦後すぐには米軍の海軍政府が置かれ、軍政府が那覇に移転した後も、復帰まで、ＣＳＧと呼ばれる米軍施設の有った場所です。

親慶原の交差点より、百名方面に向かう道です。妙に直線の上、広いのが気になります。

県道８６号線は、途中で「つきしろ」方面に右折します。

交差点に立っている看板群。 陸上自衛隊知念分屯地、航空自衛隊知念分屯地、沖縄刑務所、佐敷ようどれ、サンライズ知念のランチバイキング、工房NEKOのTE HOUSE、うりずん、霊園分譲中などなど…

暫く畑の中を走り、大京ニュータウンつきしろの街、航空自衛隊知念分屯地を通過します。

県道沿いにある沖縄刑務所です。

刑務所のエントランスと、その前に有るガジュマルの木に見返りのシーサー。

県道は、刑務所前を通り、自衛隊基地前にて大きくカーブします。

すると、自衛隊基地を結ぶ白いアーチ橋の向こう側に、青い海が見えてきます。この先が「ニライ橋」です。

目の前の空と海と久高島を見ながら、ニライ橋はシュプールを描きます。

高低差の有る斜面に作られている為、大きくヘアピンカーブになっています。

ニライ橋は一端山の尾根で終わり、次のカナイ橋に向かいます。こちらも久高島を見ながら、大きくカーブしています。 現在どちらの橋も、開通して間がないので綺麗ですが、そのうちに、ガードレールが滅茶苦茶に壊れてたり、不粋な「脇見注意」「事故多発地点」「スピード落とせ」などの言葉の書かれた看板が林立する様になったりするのかもしれません。

ニライ橋、カナイ橋を降りると、国道３３１号との交差点に至り、県道８６号南風原知念線は終わります。