国道332号

起点:那覇市字鏡水(那覇空港)
終点:那覇市奥武山
総延長:3,100m
実延長:2,700m

愛称
空港通り

復帰前の状況
琉球政府道7号線の一部


那覇空港と那覇市とを結ぶ空港国道です。本来は那覇空港の方が起点なのですが、こちらでは那覇市明治橋側から辿ります。

明治橋南詰めで、国道58号からバトンタッチします。国道331号と重複区間な為、331号の方が優先されますので、しばらくは国道331号に隠れてしまいます。


那覇軍港を横目に見ながら、オーバーブリッジに入ります。もちろん下の道から行っても同じ所にでます。


途中で空港方面へと、国道332号は国道331号から分岐します。


高架橋を使わなければ、こちらが分岐点になります。ここから「空港通り」の愛称が付けられていますが、あまり使われてはいない様です。


高架橋からの道と合流し、4車線道路になります。両側には、米軍那覇軍港と陸上自衛隊那覇基地があります、


沖縄から旅立つ人を見送り、沖縄に来る人を迎える、なんとなく気持ちの良い道です。


何がイメージされているのかは判りませんが、中央分離帯にある外灯は、変わったデザインが施されています。


横に広がる陸上自衛隊那覇基地の敷地内に、ヘリコプターの残骸の様な物が放置されています。何に使われているのでしょうか?


那覇空港エリアにさしかかるところで、県道221号線が分岐します。
国内線ターミナルは県道方面へ、国際線と貨物ターミナルはそのまま国道を直進する様にとの表示があります。


那覇空港エリアを示すモニュメントです。


県道との分岐点から暫く進むと、唐突に「20t越」「終点」の、訳の分からない標識が現れます。国道はここで終点です。


歩道にはゼロキロポストが立っており、ここが国道332号の起点である事を示しています。
周囲はガラーンとして、なにもない所ですが、この写真の真ん中に見える白い平屋の建物辺りに、那覇空港の当初のターミナルビルがありました。この地点が起点になっているのは、ここが元々ターミナルビルの有った所だからです。


旧ターミナルビルは、米軍統治時代、那覇空港がまだ米軍那覇エアベースだった頃、基地の一角に那覇シビルエアターミナルとして完成して以来、国際線ターミナル、離島線ターミナルと使われ、最近まで残っていましたが、現在は残念ながら解体されてしまっています。
使われなくなり閉鎖された、旧ターミナルから国道に出る道を見ると、もう殆ど誰も見る事が無い、国道の起点表示と案内標識を見る事ができます。
ちなみに、標識の後ろ奥に見える建物が、2代目のターミナルビルですが、こちらも現在は使われていません。

 


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