県道223号

路線名:魂魄之塔線

起点:糸満市山城
終点:糸満市米須

総延長:1,112m
実延長:1,112m

復帰後県道指定された道の様です。魂魄之塔及び平和創造の森公園へのアクセス道路です。

国道331号、ひめゆりの塔を過ぎると、「平和創造の森公園」と「魂魄の塔」の案内標識が見えてきます。ここからが県道223号「魂魄之塔線」です。


入口には宮崎県の慰霊碑「ひむかいの塔」があります。県道223号の入口は、米須霊域と呼ばれる地区への入口です。
霊域と言っても、オカルティックな事象とは関係なく、単に各県の慰霊碑が固まっている区域事です。

サトウキビ畑の中を進む道は、片側のみ植栽が整備されています。

魂魄之塔へは、丸いオブジェの有る三叉路を左折します。


魂魄之塔の前で道路は終わります。


魂魄之塔です。この周囲の遺骨を集めて、戦後初めて建てられたと言われる慰霊碑です。また、米須霊域や摩文仁の丘には、全国各都道府県の慰霊碑が建てられていますが、沖縄県の慰霊碑だけが有りません。この塔が沖縄を代表しています。


魂魄之塔線という路線名を持つ県道223号は、その名称とは違い、魂魄之塔へ至る道は支線の様になっていますが、この先に平和創造の森公園ができるまではここが終点で、ここから国道331号に伸びていました。


本線に戻ります。現在は魂魄之塔の横を通過し、延伸されています。

路上駐車する車と、サーフボードをもったサーファーの姿が目に付きます。

この道より降りた海岸が、沖縄でのサーフィンのメッカ、「スーサイドポイント」と呼ばれる所です。
スーサイド=自殺 といった名称ですが、自殺の名所ではありません。
こう見てみると、波を求めて沖へ進んでいくサーファー達が、まるで入水自殺をしようとしている人の如く見える為に、そう呼ばれる様になったのかもしれないなと思いました。


魂魄之塔までの道と違い、周囲は緑に囲まれていますが、畑は見あたりません。


そのまま進むと、石橋の様な陸橋が見えてきます。


その場所が、平和創造の森公園です。

この先道は続きますが、平和創造の森のゲートまでの区間とは違い、整備状況ががらっと変わります。

そのまま直進すると、山城という地域に出ます。
この県道ですが、地図によっては、この山城の中心部まで続いている事になっているものもあり何とも言えない物の、整備状況と、県道標識が見あたらない事から見て、現在県道は平和創造の森公園までとなっているのではないかと想像します。
が、もしかすると山城の町までかもしれませんので、完全走破を狙っておられる皆様は、念のため国道事務所でお尋ねの上、ここまで来て頂いた方が間違いが無いかも知れません。
なお、この先この道は、一車線ほどの農道に変わり、国道331号に通じてはいますが、現在拡幅工事が始められていますので、将来的には、平和創造の森公園を頂点とする循環線になるのかもしれません。

 

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